小振りなジョッキは小さいからこそ、飲み物の温度が変わる前に飲み切れるという利点も。
お酒だけでなく、もちろんマグカップなどの自由な使い方も可能です。
気軽な感じで飲める小糸焼です。
岐阜県飛騨高山にある、親子で作る小さな窯。
普段使いの食器から、茶道具、モダンクラフトまで多岐に渡る作品を作られています。
1620年代、飛騨藩主であった金森重頼公が京より陶工を招き、高山市の西、小糸坂の地で陶器を焼かせた事が始まりであり、名前の由来とされています。飛騨に伝わるやきものの歴史において、文献の存在する窯元としては一番古いものです。
自動ろくろや鋳込型などを使わず、ろくろや板作り等は全て手作りで行っています。
150~170ccほどしか入らない小ぶりなジョッキですが、
小さい事で温度が変わる前に飲み切る事ができます。
さらに、陶器は熱の伝わり方に時間がかかる分、比較的温度が保たれると言われており、
冷たいお酒は冷たいまま味わうことができます。
上質なお酒との時間を最大に楽しむには、陶器の小ぶりなジョッキで頂くのが最適なのです。
カラー
ディテール
陶器の器は、ビールを注ぐと泡立ちが細かくなり、
また焼酎などは味にまろみを帯び、やわらかく感じられると言われています。
また、ざらついた手触りが特徴である個性的な釉薬「伊羅保釉」は
使い込むほど手によく馴染み、ますます使い心地が良くなっていきます。
週末には小糸焼の小ジョッキにお気に入りのお酒を注ぎ、
ゆるりとしたひと時を楽しんでみてはいかがでしょうか。
小糸焼の特色
小糸焼に使用する原土は高山市より北約20kmの飛騨市古川町の山土に加えて、耐火度(火に対する強さ)を上げるため、瀬戸の白土を混ぜています。
焼きあがると堅く焼き締まり、釉薬も緻密なため食品のにおいなどがつきにくく、普段使いの食器として気軽に使っていただけます。
釉薬とテクスチャ
基本は「伊羅保釉(いらぼゆう)」と呼ばれる伝統的な釉薬を用いています。茶色の色合いで砂を混ぜたかのような、マットでザラついた質感が特徴です。
近年、青い顔料を加えた「青伊羅保釉(あおいらぼゆう)」を生み出し、最も人気の高い色となっています。
深みのある渋いコバルトブルーは全国でも小糸焼にしか見られない、貴重な色合いです。現在は顔料の配合を変えた、青、茶、うぐいすの3色のうわぐすりを用いています。
また、釉薬の性質上、使いはじめは少しザラザラとしていますが、使い込むうちになめらかな肌ざわりとなり、色もどんどん良くなってゆきます。
小糸焼では、青、うぐいす、茶、トクサ紋(線を描いたもの)の4種類の伊羅保を作っています。顔を近づけてよく見ると、例えば青伊羅保だと青・黄色・茶色といった様々なドットが混ざり合い、発色しているのが分かると思います。このドットの集合が、色に深みを与えている理由です。
同じようでもひとつひとつが絶妙に異なり、まるで一点物のような空気感を放っています。
商品詳細
商品名 | 小ジョッキ/ビアマグ/マグカップ |
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寸法 | 直径6.5cmx高さ8.5cm 容量:180cc(すり切り) |
材質 | 陶器 |
備考 | レンジ・オーブンでのご使用は出来ません。 家庭用の食洗器はお使い頂けますが、お取扱にはご注意ください。 手作りのため、形や釉薬の出方は一点一点異なります。 |